フィンランドの老舗ブランド「マリメッコ」の歴史について

フィンランドの老舗ブランド「マリメッコ」の歴史について

シンプル、ナチュラル、モダン……、こんな言葉で表されることの多い北欧インテリアは、日本の暮らしにも融合するとして根強い人気があります。そして北欧インテリアを彩るブランドの代表が「Marimekko(マリメッコ)」です。
インテリア・ファッション・バッグという幅広いアイテムを扱っていますが、特にカーテンやクッションなどのインテリアファブリックは有名。そんなマリメッコについてご紹介します。

マリメッコとは

1951年の創立以来、優れたデザイン性を持つ実用品として、国や世代を超えて多くの人に愛されているフィンランドのブランドが「マリメッコ」。
「マリメッコ」とはフィンランド語で“小さなマリーのためのドレス”という意味だそうで、創業者アルミ・ラティア(Armi Ratia)の名前のアルファベッドの順番を入れ替えるとマリ(mari)になります。
故ジョン・F・ケネディが大統領選に出馬した1960年に、ジャクリーン夫人がマリメッコのドレスを着用した姿が雑誌の表紙を飾ったことがきっかけで、マリメッコの名は世界中に知れ渡るようになりました。
以来、特徴的なプリントパターンをもとにインテリア・ファッション・バッグ・雑貨など幅広いラインマップを展開し、生活のあらゆるシーンでマリメッコデザインを楽しむことができます。
2008年の北京オリンピックでは、フィンランドチームの衣装を担当。フィンエアーでも機体や機内食のウェアに採用され、国民的ブランドであるとともに、年齢・性別を超えて世界中の人から愛されています。

マリメッコのデザインの特徴

マリメッコを代表するテキスタイルに「Unikko(ウニッコ)」という花柄があります。1964年、デザイナーのマイヤ・イソラ(1927〜2001年)によって生み出されたこの柄は、ケシの花をモチーフにしたもので、花びらの大きさと、鮮やかなプリントでインパクト大。一度目にすると忘れることができないものです。ワンピースやマグカップ、ポーチなどの雑貨にプリントされているのを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
カラーバリエーションも豊富で、半世紀以上たった今も根強い人気を誇っています。

マリメッコのテキスタイルの特徴は、この「ウニッコ」に見られるようなカラフルな色使いと人目をひく大胆なデザイン。それでいてトレンドに左右されず、毎日の生活シーンで使っても、飽きのこないところにあるといえるでしょう。
大胆なデザインの多くは、植物・動物・自然現象・風景などから影響を受けているというのが、飽きがこない理由かもしれません。細々と装飾的ではなく、大胆でスッキリしているのも魅力です。

マリメッコの歴史

マリメッコの会社が生まれたのは1951年です。アルミ・ラティアと、その夫ヴィリオによって、斬新、ユニーク、飽きのこない、そして美しい商品を戦後のフィンランドに生み出したいという強いコンセプトのもとにスタートしました。
ヴィリオが起こしたプリントファブリックの会社で働いていたアルミが、マイヤ・イソラにデザインを依頼したことが、マリメッコ誕生のきっかけです。出来上がったデザインはとてもカラフルで斬新なもので、ファッションショーを開催したところ大人気に。アルミはこれを活用しようと新しい会社を立ち上げる決心をしたのです。

1950年代には、マイヤ・イソラは人気柄を次々とデザイン。
1952年に、最初の直営店をオープン。その4年後には国外への輸出も始まりました。その斬新なデザインは、国外でも受け入れられることとなったのです。
創業者のアルミが1979年に死去してからは、低迷期もありましたが、現在は再建が果たされ、フィンラド、スウェーデンをはじめ世界各地に1000を超える直営店、取扱店を展開しています。

美しい色彩と大胆デザインで、日本でも人気のブランド「マリメッコ」。その創業者アルミ・ラティアの人生は波乱に富み「ファブリックの女王」という映画で描かれるほど。映画の中でも美しいマリメッコのデザインが数多く登場します。
そんなマリメッコのファブリックでカーテンをオーダーしてみてはいかがですか。明るくてスタイリッシュ、そして飽きのこないお部屋になることでしょう。